タイガーホームベーカリーKBD-Xで、グルテンフリーの米粉100%パンをおいしく楽しく焼いています。
1年半前に購入したタイガーのホームベーカリーの調子が悪くなりメーカーさんに修理してもらいました。釜伸びはするようになったのですが、以前のようにきめの細かいパウダースノウのような「こなゆき食パン」ができあがらなくなりました。
何が原因できめ細かい米粉パンができあがらないのか探求するために、今年12月にターガーの同一機種を購入しました。
そして、タイガーホームベーカリー同一機種で米粉100%パン焼き比べ①、②、③をしました。
ここまではすべてうまくいかなかったのですが、今回初めて成功しました。
久しぶりに、ここまできめの細かいふわふわのパンが焼けました。詳しく説明したいと思います。
今回は、油脂の種類を変えてみました。以前、ギーを使って焼いたときに結構きめが細かく焼きあがりました。それでもしかしたら、サラッとした液体の米油よりもポマード状の油脂の方がいいのではないかという仮説を立てました。
1回目はココナッツオイルを使ってみました。今、季節は冬なので、ココナッツオイルはポマード状になっています。

今回2年前に購入したホームベーカリーの方をココナツオイルで、2カ月前に購入した新品の方は米油で焼いてみました。他の条件は、基本の食パンと同じです。
スライスしてみると明らかに断面が違っていました。
米油で焼いたパンは、釜伸びはしたもののやはり少しきめが粗いです。
こちらはココナツオイルで焼いたパンです。明らかにきめが細かいです。スライスしている時の触感もふわふわです。
トーストして食べ比べてみましたが、やはりふわふわの「こなゆき食パン」の方がさっくり感が増してよりおいしいです。
油脂が液状かポマード状かがきめの細かさを決める要因ということでしょうか。もう少し実験することにします。
2回目は、油脂の状態によって焼き上がりの状態が変わるかもという仮説が正しいかどうか再度確かめるために、溶かしバターとポマード状のバターで焼き比べてみました。
右が古い方のホームベーカリーで溶かしバターで、左は新しいホームベーカリーでポマード状のバターで焼き比べました。
ほぼ同じように釜延びし、きめの細かいパンに焼きあがりました。ということは油脂の状態が要因ではないということになります。わからなくなってきました。
もう1度ダメ押しで焼き比べをしました。3回目はサラサラの状態の米油とポマード状のバターです。
右が古い機種で米油で、左が新しい機種でポマード状のバターで焼きました。両方とも釜伸びがよく、米油の方は高さが12.5㎝もありました。
スライスしてみます。
米油の方です。
バターで焼いたパンです。
今回は、どちらもふわふわのこなゆき食パンが焼きあがりました。
結果、油脂の状態によって焼き上がりがかわるという私の仮説は崩れ去りました。いよいよ迷路に入ってきました。
めげずにもう少しだけ実験を続けていきたいと思います。
☆タイガーホームベーカリー同一機種米粉100%パン焼き比べ⑤に続く。こちらからどうぞ。