この時期は楽しい梅仕事が続きます。
1年間保存できる梅の甘露煮、はちみつ梅シロップ、梅味噌、シソジュースなどです。
今回は梅の甘露煮の作り方の紹介です。
通常の甘露煮は2~3回茹でこぼして作ります。この方法ですと、とてもおいしいのですが、2~3か月しか保存できません。何とか1年中、おいしい梅の甘露煮が食べたいと思い、この作り方にたどり着きました。
水を1滴も加えないので冷蔵庫で1年間大丈夫です。今、昨年の甘露煮を食べていますが、おいしくいただいています。
青梅 1㎏ 砂糖 1㎏
今回はてんさい糖で1,250gずつで作りました。
作り方
①青梅を洗って水気をふいてへたを取ります。
②鍋に入れて砂糖も入れます。
ちょっと砂糖の多さにびっくりでしょうが、梅と同量の砂糖を入れないと、すっぱすぎておいしくありません。
③中弱火にかけます。決して触ってはいけません。20分位するとふつふつと梅のエキスの水分が出てきます。
④梅が浮いてきたら、箸で優しく上下をひっくり返してください。ここであくはとりません。あとからとります。この時は、できるだけ触らないのがコツです。

⑤ひたすら煮ること50分。梅が柔らかくなったら完成です。
梅だけ保存容器に優しく入れていきます。ここで初めて梅のエキスの上にたまったあくを取ります。白い泡状のものです。
きれいになった梅のエキスは瓶に保存します。この濃厚な梅のエキスも、ただものではありません。
そのままでもおいしいのですが、3~4倍に薄めてジュースにしてもいいし、ドレッシングや煮物に入れてもいいです。梅ゼリーを作ったりもします。ヨーグルトにかけてもいいです。

梅の甘露煮は、通常のものよりちょっと、しわしわで見てくれは、ぱっとしませんが味は一級品です。作ってすぐは酸っぱさが強いです。冷蔵庫に入れていると、1週間くらいで甘さが増してきます。
冷蔵庫で1年は保存できるので、秋や冬の季節でも梅のおいしさを楽しむことができます。

