2019年3月24日から2泊3日での奈良、京都旅行の二日目。お昼を京都の柚子屋旅館、一心居でいただきました。
京都に詳しい友人からとてもおいしいと教えてもらい、3週間前に予約していました。
落ち着いた佇まいです。大勢の人でにぎわう八坂神社西楼門のすぐ南側にあります。ここだけ別世界のようです。
メニューが貼ってあります。今回は柚子雑炊膳を予約しました。
門をくぐり、石段を登ります。
玄関が見えてきます。
玄関のすぐ横には、おくどさんが見えます。湯気が立っていました。
柚子も飾られています。
素敵な中庭が見えます。

私達が案内されたところから滝の流れるお庭が見えます。
どんな料理が出るのかな、うわさ通りおいしいのかなと、ワクワクしながら待っていました。
来ました!朱杯15点盛です。きれいですねー。
1段目左上からタコの柔らかに煮、じゃがいもの炊いたん、京風だし巻き卵、かぶらの炊いたん、ひじきと赤こんにゃくの炊いたん。
タコはとても柔らかかったです。ジャガイモは炒めてから炊いてあります。だし巻は品のあるおいしさ。かぶらは、ほろほろ。赤こんにゃくは初めてです。
2段目左から九条ネギとイタヤ貝の酢味噌和え、鴨ロース、鯖鮨、紫花豆とそら豆、しろ菜と大徳寺麩の炊き合わせ。
イタヤ貝は甘みがあります。手作りの鯖鮨は絶品で私はこの中で1番好きでした。
3段目左からスケソウダラの寒天寄せ、海老と菜の花、ゆば、鯛の龍皮巻、生麩田楽。
鯛の龍皮巻おいしかったです。
全体的に春を感じる食材が多く、味付けはボケずに繊細でおいしかったです。見た目にもとてもきれいです。
どれもおいしかったねーと話していると、何やらとてもいい香りがしてきました。
七輪の上に皮つきの筍が笹の葉にいぶされながら登場です。
山椒をたたいて筍の上に添えてくれます。懐紙でどうぞと言われ、手づかみでいただきます。香ばしく醤油が塗られています。サクッとした食感でえぐみはなく、そのおいしいこと。
目で楽しみ、香りで楽しみ、舌で楽しみ、感動の連続です。
ここまでの料理で終わってもこの値段、惜しくないよねと話していたらメインの柚子雑炊が来ました。
ぐつぐつとまだ音を立てています。

切り込みの入った柚子をお玉で押さえながら果汁を出して、卵と一緒に混ぜてよそってくれます。
皮つきの鯛が入っていて、しっかり鯛の味が楽しめます。柚子の香りと相まって美味。おいしすぎます。
お漬物ももちろんおいしかったです。
黒糖わらび餅と煎茶です。
口に入れた瞬間、黒糖独特の甘みと香りが広がります。
とうとう全部食べてしまいました。おいしくて楽しくて、夢中で食べてあっという間でした。楽しいひと時を堪能しました。

場所:京都市東山区祇園町八坂神社南隣545
営業時間:11:30~15:00 17:00~21:00
お休み:なし
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