米粉100%パンをホームベーカリーで焼く ワンランク上のコツ

グルテンフリー

私は20年間、国産小麦・天然酵母で安心でしかもとびきりおいしいパンをモットーにパンを焼いてきた、元パン職人です。

米粉100%のパンをホームベーカリーでなるべく簡単においしく焼く実験(?)を日々楽しんでいます。

簡単なコツは、タイガーホームベーカリーKBD-Xで米粉100%基本の食パンに書いています。


米粉100%でもホームベーカリーを使って家庭でふわふわのおいしい食パンが焼くことができます。我が家では「「こなゆき食パン」と呼んでいます。


今回は、ホームベーカリーで米粉パンを焼く楽しみに目覚め、よりおいしいパンを目指したい方にワンランク上のコツを紹介します。

ワンランク上というだけあって、少しめんどくさいことを書いています。楽しく米粉パンが焼ければ満足な方も多いと思います。そういう方は、今回のコーナーは読み飛ばしてください。基本的なコツだけでも十分おいしく米粉パンを焼くことができますから。

ホームベーカリーはタイガーホームベーカリーKBD-Xを使用しています。
他のメーカーの機種を使っていらっしゃる場合は参考程度にみてください。

タイガーホームベーカリーKBDーXの取扱説明書には「無添加グルテンフリーコース」は以下のように書いてあります。この工程はトータル2時間ほどです。

「無添加グルテンフリー食パン」コースを選択すると、2次発酵は45分間設定されています。

2次発酵が始まって15分後の状態です。生地はまだ半分くらいしか膨らんでいません。


2次発酵が始まって20分たちました。ケースのふちまであと2㎝位です。ケースのふちまであと1㎝位にまで生地があがってくる状態がベストです。


30分後、生地がケースのふちまでちょうど1㎝のところまで盛り上がってきました。表面はまだ力強く、平ではなく少し盛り上がっています。このタイミングで焼き始めるのがベストです。

自動のままにしておくと、残り15分さらに発酵時間が続くことになり、発酵が進みすぎて過発酵の甘味のないパンになってしまいます。パンはベストの発酵のタイミングで焼成することが大切です。

自動のコースでは45分間発酵時間を取っていますが、早めに発酵が進みベストの焼成のタイミングが来た時の対処法は、以下の通りです。

いったん取り消しボタンを押します。そして手動の「焼き(グルテンフリー)」のコースを選択して、生地を焼き始めます。30分で焼きあがります。

そうすれば、過発酵にならずに生地が沈まずにおいしく焼けます。


無事にふわふわの「こなゆき食パン」が焼きあがりました。

逆に、室温が寒すぎたりの理由で45分では発酵時間が足りない場合もあります。

発酵時間が45分経っても、ケースのふち残り1㎝に達していません。

45分で発酵が足りないときにも、いったん取り消しボタンを押します。そして手動の「発酵」のコースを選びスタートします。発酵時間を延長するのです。時々ふたを開けて様子を見ます。


今回、追加の発酵6分後に、ケースのふち残り1㎝のところまで生地があがってきました。この状態まで来たら、手動の「焼き(グルテンフリー)」のコースを選択して生地を焼き始めます。

ただ、生地が上がって来ないのでひたすら発酵時間を延長するのは正解ではありません。すみません。ここからはさらに小難しくなります。凝り性の方は読みすすめてください。

おからやココナッツなど副材料を入れると発酵がしにくくなり、ケースのふち1㎝まで生地が上がらないときもあります。

こちらはココナッツを入れてこね始めたパンです。

発酵し始めて30分です。生地の表面がこんもりと盛り上がって勢いがあります。


発酵し始めて35分後の生地です。生地の高さは変わりませんが、生地の表面が膨らみがなくなり平らになっています。もうこれ以上発酵はしないサインです。

今回はあえてもう少し発酵させてみました。


発酵し始めて40分後の生地です。生地に勢いがなくなり逆に生地がしぼんでき始めました。これは過発酵のサインです。

ここまで発酵を待ってしまうと、高さの出ないべチャッとした硬いパンになってしまいます。

基本の食パンを焼くときには、ケースのふち1㎝を目安にして焼き始めます。

副材料を入れた時には、パンの生地の表面がこんもりしていたのが平らになり始めたら、焼き始めます。

こうして文章に書くと難しそうですが、何度かパンを焼いてみて、実際にパン生地を見て慣れてくると、なーんだ、この状態かと納得していただけると思います。

ご家庭でパンを焼くときに1番大切なことは、楽しんで飽きずに長く焼き続けることです。こんなことはめんどくさいと思われる方は、自動コースにお任せで楽しんでください。十分おいしいパンが焼けます。しかも無添加で作れることが何よりうれしいことです。

タイガーホームベーカリーKBD-Xの場合、スタートして45分後から45分間、2次発酵の時間がとられています。スタートボタンを押して70分後位(つまり2次発酵が始まって25分後)に、タイマーが鳴るようにタイマーをセットします。そしてタイマーが鳴ったら、時々ふたを開けて生地の醗酵具合をチェックすると、ほぼ間違いなく絶品のこなゆき食パンができあがります。

パンをこね始めてからずーとホームベーカリーとにらめっこする必要はありません。70分後にタイマーが鳴ったら、5分おきくらいにふたを開けて様子を見ていただければ大丈夫です。

ホームベーカリ-で100%米粉パンを作ると、簡単に無添加でおいしいパンを作れます。しかも安心して食べることができます。

パン作りって楽しくておいしくて、喜んでもらえて、いいことばかりです。ホームベーカリーでお気楽パン作り、楽しみましょう。