私は20年間、国産小麦・天然酵母で安心でしかもとびきりおいしいパンをモットーにパンを焼いてきた元パン職人です。
小麦アレルギーの方も安心して食べられる、おいしい米粉100%パンのレシピを公開しています。
ホームベーカリーを使って気軽に簡単に焼けるパンのレシピばかりです。
今回は、タイガーのホームベーカリーKBD-Xを使った、米粉100%の基本の食パンの作り方を詳しく書きたいと思います。
※元パン職人こだわりの、よりおいしく ”米粉100%パンをホームベーカリーで焼くワンランク上のコツ” を書いています。よかったら、こちらをご覧ください。
米粉100%の基本の食パン
タイガーのホームベーカリーKBD-Xは、IHで一気に高温で焼き上げるので、きめの細かいしっとりしたもちもち食感のパンが焼きあがります。
このホームベーカリーで焼いたパンはパウダースノウのようにきめ細かく柔らかいので、我が家では「こなゆき食パン」と呼んでいます。もしまだパン屋を続けていたら、店頭に並べたくなるレベルです。
米粉100%でこのきめの細かいふわふわ感はすごいです。焼き上がりがいつも楽しみです。
うまく焼くコツがいくつかあります。
まず仕込み水は冷水を使うことです。こねていると結構パン生地の温度が上がってきます。夏場、部屋の温度が高い時は、パンケースも直前まで冷蔵庫で冷しています。
米粉も冷蔵庫から出したてを使います。
米粉や塩などの副材料の分量を正確に量ることも大切です。
我が家は、米粉は熊本製粉のミズホチカラを使っています。何種類か試してミズホチカラが1番おいしくてよく膨らみました。

米粉 250g イースト 4g 塩 4g 砂糖 15g お好みの油脂 8g 冷水 200cc
作り方
① パンケースに冷水を入れ、その上に冷蔵庫から出したての米粉を山状に入れます。グルテンフリー食パンコースのスタートキーを押します。
この時点ではまだ固めの生地です。
② スタートから21分後、ピピピとお知らせ音が鳴ります。ふたを開けて粉落としをして、イースト、塩、砂糖、油脂を入れてふたを閉めて、再度スタートキーを押します。
かなり柔らかめの生地になります。
後は、でき上がりを待つだけです。
こなゆき食パンが焼きあがりました。
米粉100%で無添加ですが、こんなに釜伸びしています。
完全に冷めてからスライスします。食べる分ずつラップに包んで冷凍しておくとおいしく保存できます。
我が家では必ずトーストしてから食べています。米粉パンは、そのまま焼かずに食べるとポソポソしています。
サンドイッチにするときにも軽くトーストしてから作るとおいしくできます。
こちらはタイガーのホームベーカリーに添付していた本のレシピの配合で作ったパンです。
よく膨らみます。砂糖の量が我が家の配合よりも若干多いのでよりしっとりときめ細かくなるようです。
お好みの分量で焼かれたらいいと思います。「こなゆき食パン」ぜひトライしてみてください。
☆パナソニックのホームベーカリーゴパンで作る基本の食パン(米粉300g)の作り方はこちらをご覧ください。
☆タイガーKBD-Xとパナソニックゴパンで作る米粉100%パンを焼き比べてみました。こちらをご参照ください。
