米粉100%パンを パナソニックホームベーカリー ビストロ(SD-MDX4)で焼いてみた

グルテンフリー

グルテンフリーの米粉100%パンをホームベーカリーで焼くために、2021年9月1日に新発売されたパナソニックのホームベーカリー ビストロ(SD-MDX4)を購入しました。

長年パン職人をしていた私は、リタイアした後、ホームベーカリーを使ってどうしたら簡単においしく米粉パンが焼けるかの「実験」を日々楽しんでいます。

ここ数年、タイガーのホームベーカリーKBD-X100でフワフワできめの細かいおいしい米粉パン を焼いてきました。ところが、今年タイガーは、ホームベーカリーから撤退してこの機種が生産中止になってしまいました。

昨年と一昨年に購入した2台のタイガーのKBD-X100はもちろん元気に現役で活躍していますが、タイガーと同じくらいおいしく米粉パンが焼ける他社のホームベーカリーを探すことにしました。今後どこのメーカーのを購入したらいいのか結構相談されたからです。

まず、どこのメーカーにするのか検討しました。シロカ、アイリスオーヤマ、ツインバードなどたくさんのメーカーからホームベーカリーが発売されています。
私の選定の決め手は製パン方式でした。

ホームベーカリーの製パン方式には、直たね法と中麺法があります。イーストをほかの材料と一緒に最初から投入するか、しばらく捏ねてから投入するかの違いです。あと入れの中麺法のほうが出来上がりが安定しやすいです。

たくさんのメーカーがあるなか、あと入れ方式はパナソニックと象印だけです(タイガーも)。象印にはグルテンフリー米粉パンの専用コースがなかったので、パナソニックのビストロに決めました。ビストロは、2021年に発売されたばかりの新機種です。

パナソニックのホームベーカリーは4種類の機種があり、そのうちマニュアル機能搭載はSD-MDX4だけです。決められたコース以外に「練り」「発酵」「焼き」のレベルと時間を設定できます。米粉パンを焼いていると発酵時間や焼成時間を早めたりとマニュアル操作をすると便利ことがよくあります。

メーカーはパナソニック、機種はマニュアル操作のあるSD-MDX4に決めました。タイガーのKBD-X100と比較しながら焼き上がりなどを詳しくレポートします。

パナソニックのホームベーカリーは、我が家ではGOPANに続き2台目です。結構でかくて存在感があります

タイガーのほうが少し小ぶりです。

熱源については、タイガーはIHで高火力で焼き上げます。パナソニックは遠赤外線の輻射熱です。

ビストロにはイーストを投入する容器が付いています。

では、ここからは実際に米粉パンを作ってみたレポートです。

米粉パン(小麦なし)は、パナソニックの取扱説明書には、あらかじめもち粉と水あめの糊を作ってから仕込むレシピのみが記載されています。材料は次の通りです。

材料(米粉300gの場合)

米粉 300g  もち粉と水あめの糊 270g  塩 5g  砂糖  8.5g  オリーブ油 8g  ドライイースト 4.2g

(もち粉と水あめの糊は、もち粉 小さじ1/2  水あめ 45g  水 5g+220g でレンジで作ります。)

比較のために、同じレシピでタイガーでも作ってみます。タイガーは米粉250gで作るので、すべての材料を約83%にして計量しました。

左がタイガー、右がパナソニックで焼いたパンです。タイガーは米粉が250g、パナソニックは300gなのでそこは考慮してみてください。

どちらも窯伸びがよくきめ細かく焼きあがりました。若干パナソニックのほうがクラスト(パンの耳)が分厚いです。ここは熱源がIHかどうかの差でしょうか。きめもタイガーのほうがより細かいです。

トーストして食べてみるとさくっとしているのですが、米粉本来のおいしさが前面に出ていない気がしました。このレシピでは毎日食べると飽きる味だと思いました。しかも水あめを45g、さらに砂糖を8g入れることに抵抗がありました。

そこで、以前から焼いている マイレシピ(基本の食パン)で焼き比べてみました。

材料は次の通りです。

材料(米粉250gの場合)

米粉 250g  イースト4g 塩4g 砂糖15g 油脂8g 冷水200g

パナソニックは米粉300gで仕込みました。今回米粉は熊本製粉のミズホチカラ、油脂は米油です。砂糖はてん菜糖です。

左がタイガー(米粉250g)、右がパナソニック(米粉300g)です。

左がタイガー、右がパナソニックで焼いたパンの断面です。やはり底面も側面も若干クラストの厚みが違います。タイガーのほうがよりサクフワ感がします。

何度も焼き比べをしてみました。焼成については、タイガーはIHなのでその分おいしく焼けののだと思いますが、パナソニックも十分おいしく焼けました。グルテンなしの米粉100%パンでこれだけか釜のびすれば十分だと思います。

ちなみに小麦粉のパンも焼いてみましたが、ふんわりとおいしく作れました。

個人的にはタイガーに軍配を上げたいのですが、生産中止ですので仕方がありません。パナソニックのビストロもなかなかの優れモノだと思います。

レシピに関しては、取扱説明書の記載されている水あめの糊で作るより、「基本の食パン」のレシピのほうが簡単でおいしかったです。

しばらくは、タイガーとパナソニック両方の機種で米粉パンを作って楽しみながらおいしいレシピを考えていこうと思っています。